これまでの半生#13〜子供達との約束
皆さんこんにちは
遂に終わりが見えて来た私のこれまでの軌跡ですが、今回はどアウェイの中の中国は北京大会でのお話です。
前回の敗戦の後、少しの期間があり復帰戦となる今回の試合を迎えるにあたってジムのキッズクラスの子供達から寄せ書きの書かれた応援タオルを手渡されました。
キッズクラス終了後に子供達が集まりなにやらゴソゴソと。
皆んなからの激励とタオルでした。
負けられない理由ができました。
普段キッズクラスの子供達が試合の時、勝つ子も居れば負ける子も居ます。
そんな子供達にいつも言ってる事がある。
「勝ち負けも大切かも知れないけど、師匠は皆んなが最後まで諦めずに頑張ってる姿が見る事が出来るのが本当に誇らしい。だから最後まで諦めずに頑張ろう!」と。
そして皆んなからの応援を受けた俺は皆んなへ
「師匠頑張って来るよ。勝てるかどうかはわからないけど、とにかく絶対に諦めないよ。だから俺が絶対に諦めないで頑張ってる所を見といて下さい」とジムの子供達の前で伝えた。
初めての中国大会と言うこともあり、普段の韓国とは全く違う状況下でのリカバリー(計量後の栄養補給)などを行うので日本からある程度の食材は持って行ってました。
実際に中国でのリカバリーは言葉が通じないのはもちろんですが、料理なども日本人の減量明けの体にはちょっと負担が多いものばかりでした?
不便だなぁと思いながらも計量クリアして会場などの見学や取材など、様々なルーティンをこなして居ましたが、試合会場がとにかくデカい。。
コレに尽きます。
スケールのデカさが流石中国と言った感じです。
この時から既に不安はありましたが通訳の方がほぼ日本語喋れてない(笑
とにかく翌日に備えて体を休めてました。
試合当日
特にいつもと変わらない朝でした。
子供達にもらった寄せ書きタオルを御守りに会場へ。
アップも済ませて試合まで少し休む。
いつもと同じだけどいつもと違う。
初めての中国で、対戦相手は中国のfighter。
会場は数万人は入ってて
日本人はセコンド含めて3人だけ。
いつもは韓国なのでアウェイと言ってもファンが増えて来ていて、今では会場の半数以上が応援してくれる状況だったが、今回は応援は無しで逆に数万人の中国人vs俺達3人といった構図でした。
そんな中試合が近づき入場から試合が始まりました。
怒号のような相手選手への応援にこちらのセコンドの声はかき消されほぼ聞こえない状況。
開始早々グランドで反則となる肘での攻撃を顔面に2発受ける。
コレは自分がパンチだと思って避けた所での肘打ちなので威力は倍です。。
来ると思わない攻撃に一瞬目の前が真っ暗になりましたが流石に試合が一瞬中断。
通訳もケージに入って来て俺に近寄る。
大丈夫か?と聞かれたので
「わからない。ちょっと立てるか試す」と答えて立ち上がり歩いてみた。
すると突然レフェリーが「fightッッッ!」と手を振った。
すると当たり前だが相手選手が襲って来た。
自分は反則のダメージもあったので力もしっかりと入っておらず、ちょっと立てるか試すとだけ言ったと思っていたのが試合が勝手に始まってしまい正直わかってない状況でした。
その後もゴツゴツとパンチを受けて1R終了時で顔面は血だらけに…
続きはまた次回に書きたいと思います^ ^
いつも見て下さってありがとうございます!