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ジャパンスカイランニング~2020年シーズン開幕~

バーティカルランニングは、山岳スポーツであるSKYRUNNINGの都市型種目であり、

その都市への最高峰へ向かって駆け登る競技だが、ヨーロッパで誕生したSKYRUNNINGは

その地域に根付く山の山頂へ「どのぐらいの速さで登れるのか・・・」というところから誕生した。

世界のバーティカルランナーは、このSKYRUNNINGと併行して競技を行う選手も多く、

日本国内で活躍する選手も二足の草鞋を履いていることが多い。私小山もそのうちの1人である。

例年だと4月に開幕し、9月ともなるとシーズン後半へ向けて最終調整に入る選手がほとんど。

コロナ禍で開幕が後ろ倒しになり、9月20日(日)日光白根山(群馬県片品村)にて開幕した。

▌日光白根アセント(スカイランニング特別交流戦)

4kmで標高差600mを駆け登るこのレースは、日本各地にあるクラブチーム対抗戦としても開催。

3人の合計タイムで競われ、各チーム精鋭を揃える、いわばチームの威信を懸けた戦いとなった。

眼前に聳える関東平野最高峰である日光白根山2,578mに向けて、選手たちが駆け登る姿を見てようやく

シーズンが開幕したことを実感した瞬間だった。私自身もレースに出場し、チームは総合優勝を達成した。

▌10月以降も盛りだくさん

10月10日には、山岳短距離王を決定するスカイスピード日本選手権が開催される。

翌日には5kmで標高差1,000mを登る山登りの日本一を決めるレースも開催され、

ジャパンスカイランニング界は一気に盛り上がりを魅せること間違いなし。

尾瀬岩鞍スキー場のジャイアントウォール(最大斜度45度)を駆け登る。

競技時間約5分の超短距離レースで、国内のスピード自慢が集結する。

バーティカルランナーである私はこの種目を得意としており、表彰台を目標に出場予定である。

翌週にはスカイウルトラ(50km以上&標高2,000m地帯で行われるSKYRUNNING)日本選手権が開催。

ここまで日本トップクラスの大会が集中して開催されることは無い。

選手は短期間で調整をせねばならないという、速さだけではない真の強さを問われることになりそうだ。

▌山岳レースに出場する意味

階段登りと山岳競技は似て非なるものと考えている。

未だ階段登りにはノウハウが無く、如何にして練習を積んでいいか分からない部分が多い。

その為「登り」というひとつの分野でヒントを見いだすための山岳競技であると考え、

山岳レースでは階段登りに直結する何かを発見できるように競技に取り組んでいる。

以上

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