アームレスリングとの出会い
アームレスリングとの出会いについて書きたいと思います。
私は子供の頃からスポーツが得意で、力には自信があり陸上部に入りたかったのですが、私の中学時代は学校自体が荒れていて理不尽に先輩に殴られるとかが日常茶飯事だったため、心配性だった両親にクラブに入らなくていいと言われ中学ではクラブに入ることもなく、高校になるとアルバイトがしたくて帰宅部でした。
中高とクラブには入りませんでしたが、スポーツが得意だったので自分ではある程度、何でも誰にも負けないだろうと、根拠のない自信を常に持っていました。
社会人になり、スノーボードなどは趣味でやっていましたが、これといったやりたいものが見つからず結婚し子供を産み、子育てを楽しんではいましたが、ふとこのまま根拠のない自信を持ったまま終わってしまうのかなと思い、すごく虚しい気持ちになりました。
そんな時、子育てしながら見ていたテレビ番組で見つけた腕相撲大会の参加者募集の文字を見た瞬間
これや!
これならいける!
と興奮したのを今でも覚えています。
ただ、その当時、私の両親も主人もとても心配性で何でも反対するタイプだったので、相談したら絶対反対されると分かっていました。なので、誰にも相談せず黙って応募しました。
事後報告で
両親や主人に話すと、とってもびっくりして
案の定
「子育てで大事な時に骨でも折れたらどうするんや!アカンでっ」
と言われましたが
「今までずっとなんでもあかんあかんて言われ続けてきて、やりたいこといっぱいあったけどやらずにここまできた。
だから今回は誰にも相談せず決めたことやから、誰になんと言われても絶対に出る。
もう決めたから!」
と突っぱねました。
それが32歳の時。
他人が聞けば些細な抵抗かもしれないけど、今思えば反対を押しきって何か行動をしたのは、この時が初めてかもしれない。
私は今まで何をするにも両親や主人に相談し、みんなが賛成することだけをやってきたような気がする。
少しでも反対や心配の声が上がると辞めておこうってなっていた。
昔から好奇心は旺盛でやりたいことがいっぱいあった、でもやれずにいた事を人のせいにしたり根拠のない自信だけを持ち、人を認めることが出来ずにいた自分が嫌になってたのだと思う。
この時が私の人生のターニングポイントだと思う。
両親も主人もそこまで言う私を今まで見たことがなかったため
「じゃあやってみたらいい」と呆れながら許してくれた。
その当時のことを主人は
負けて、そんなに世の中甘くないと気づくことがあるだろうと思っていたそうだ。
確かに結果は甘くなく大阪予選は2位でした。
生まれて初めて私は女性に腕相撲で負けた。
私より腕相撲が強い女性が、世の中に居ないと本気で思っていた程の、根拠のない自信を持っていた自分の事が恥ずかしく痛い。
これをきっかけに意外とアッサリ人を認められるようになっていた。
でも、それと引き換えに
負けたくない!という強い気持ちがでてきた。
そこから私のアームレスリング人生が始まりました。
誰にでも人生にはターニングポイントが有ると思う。
やりたいこと
やってみたかったこと
無理だと自分で決めつけなければ
誰にでもチャンスは常にあると思う。
年齢や経験は関係なく
気持ちとタイミングが大事だと思う。
負けて気づいた新たな挑戦へ
つづく