呼吸に意識を向ける
こんにちは。
今回は前回に続き、ヨガの大切な要素である「呼吸」についてお話します^_^
前回も記載しましたが、ヨガは「ポーズ、呼吸、瞑想」の三位一体で成り立っていると言われています。
この「ポーズ、呼吸、瞑想」は、インドのサンスクリット語という言葉では
・アーサナ(ポーズ)
・プラーナヤーマ(呼吸)
・ディヤーナ(瞑想)
と言います。
呼吸(法)の事をプラーナヤーマというのですが、プラーナは「(生命)エネルギー」という意味があります。
つまりヨガでいう呼吸(法)は、
「(生命)エネルギーや意識のコントロール法」になります。(諸説あります。)
緊張したり怖い時ってドキドキして呼吸が浅くなりませんか?
そういう時って(落ち着け…)と自分に話しかけて深呼吸したりしますよね?笑
そしてリラックスしている時って呼吸が深くゆっくりになりますよね。
私達の感情や意識と呼吸は繋がっていますし、そもそも呼吸をしないと死んでしまいますよね(^_^;)
そして長く(深く)呼吸をすることは身体に良い、と言われているのも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
長い息=長生き、シャレではありません(笑)がやはり繋がっているのかなぁと思います。
皆さんも聞いたことがあると思いますが、呼吸は自立神経と密接な関わりがあります。
自立神経は
・交感神経(集中したりアクティブになったり、ムカッとなると強く働きます。)
・副交感神経(リラックスしていたり眠い時に強く働きます。)
この2つのバランスで成り立っていて、常に上がったり下がったりしています。
シーンに応じて2つの神経のバランスは変わりますが、基本は副交感神経が少し高いのが良い、と言われています。要するに穏やかな状態ですかね。
自立神経は、吸う息では交感神経が働き、吐く息では副交感神経が働くと言われています。
そしてヨガの呼吸は基本は吐く息を長くします。
日常生活では呼吸(特に吐く息)が浅くなりがち、また口呼吸をしている人も多いと言われていてこちらも呼吸が浅くなる要因となります。
呼吸が浅くなると、緊張しやすくなったり疲れが溜まりやすくなったり、イライラしやすくなる傾向(…その他諸々)があります。
ヨガではポーズで身体を動かすこと、そして呼吸で全身にエネルギーを巡らせるので、要らないものが溜まらず外に出やすくなります。
疲れている時ってため息をつきませんか?以前も書きましたがヨガではため息は緊張を解したり、悪いものを身体から出すと言われてあるのでむしろヨガの時はため息沢山して欲しいです^_^
このように呼吸は自分の感情や生活形態、シーンによって浅くも深くもなりますが、ヨガではそれをコントロールして行こう、という事です。
ポーズをとっている時や座って瞑想のような状態の時に呼吸に意識を向けると、気持ちが落ち着いたり今の自分の状態に気づきやすくなったりします。
以前インドに行った時に現地のグル(先生という意味です)が何度か呼吸についてお話をしてくださいました。
その時に印象的だったのが
「1分間に20回の呼吸と15回の呼吸では寿命が10年違う」←15回(少ない)方が長生き
という内容でした。(本当かどうかは分かりません。)
その時に
「普段そんなに長い呼吸をしていないな」
と感じたんですよね。
吸って、吐いてで1回と考えると1分に20回でも1回の呼吸は3秒ですから。結構長いですよね。
その時に、普段いかに呼吸が浅いかを自覚して、そこから日常生活でも少し呼吸に意識が向くようになりました。
もちろん人間ですから(笑)多少は感情的になる事もありますが、客観的に自分を見れるようになったと感じています。
前回の瞑想とも繋がりますが、一日の中でほんの数分でも呼吸に意識を向ける言葉で、エネルギーの流れを整えたり、自分を客観的に振り返る事が出来るようになってくると思います。
皆さんもそんな時間を是非作って、日々のモヤモヤをリセットしていきましょう^_^