1. HOME
  2. Blog
  3. Vertical World Circuit 2019~シーズン中盤戦〜

Vertical World Circuit 2019~シーズン中盤戦〜

ワールドシリーズは中盤戦を迎える。
全4戦(うち2戦に出場)が終了し、現在の暫定ランキングは9位と出だしは順調でした。
中には4戦全てに出場している選手もいる為、実質の順位は全10戦を終了してみないと分からない。
私はミラノ・パリ・ロンドン・上海・大阪大会を予定していたが、
他選手の動向によっては出場大会を変更することも視野に入れて予定を立てていました。

※Vertical World Circuit
VWC全10戦のうち最大5戦の獲得ポイント総合計で争う
ポイント獲得対象レースは、出場したレースの上位成績最大5戦
ソウル・ミラノ・ホーチミン・パリ・ニューヨーク・ロンドン・北京・上海・ドバイ・大阪

▌7月20日 VWC第6戦イギリス・ロンドン ~The Broadgate Tower(161m) 35階 877段~
この1ヶ月前、6月16日に国内で開催された東京タワー階段競争で優勝。
バーティカルランニングを始めて3年目、国内でのビッグレースでは初優勝を成し遂げました。
しかしここでの優勝は、あくまでロンドン大会で上位に食い込むためのステップに過ぎないものでした。
1,000段以下の短距離種目を得意とする私にとって、ロンドン大会はまさに今年一番のターゲットレース。
世界トップ選手も挙って参加するハイレベルな大会となりました。
目標は昨年の優勝記録である4分02秒(自身のタイムは4分14秒)を破ることと、5位入賞を果たすこと。
減量や身体の仕上がりも順調で、前半から攻めて悔いの残らないレースにしようと誓ってスタートをしました。
結果は4分03秒で5位と、目標タイムには1秒及ばなかったものの上位入賞を達成。
レースでは限界を突破したのか、30分は仰向けのまま立ち上がることが出来ませんでした。
この大会で優勝したのはライバルでありトレーニングパートナーの日本人選手。
目標達成こそしたものの、実力差を痛感するレースとなりました。

▌10月20日 VWC第8戦中国・上海 ~Two Shanghai International Finance (254m) 52階 1.460段~
前回レースから3ヶ月が空き、心も体もモチベーションを回復するので精一杯でした。
陸上競技をやっていた頃も含めて15年程競技を続けていますが、海外転戦をするのは初めての経験。
ここまでレースへの調整を難しく感じたのは初めてでした。
また、日本に甚大な被害をもたらした台風の影響で、国内レースはいくつか中止となり、
上海大会前の調整レースでもある山岳レースの日本選手権も中止となりました。
不安要素は多々ありましたが、これも海外転戦の醍醐味とプラスに捉えて上海へ。
コースは非常に特徴的で、10~15階登る度に階段から階段へ50m程の廊下を移動しなければならない。
フィニッシュ階である52階へ到達するまでに合計150mの水平移動が入る。
速く登りたい選手にとって、ゴールへ近づかない水平移動は酷なコースだが、
廊下を通過する度に「加油(頑張れ)」の声が響く。
普段は閉鎖空間でのレースなので声援を聴くことはないが、少しだけ新鮮な気持ちで登ることができた。
結果は20位。ボーナスレースに指定されていた為、結果以上のポイントを獲得することができた。

シリーズはいよいよ後半戦に突入する。8戦終了時の世界ランキングは8位。
残り2戦、上位5名のランキングはほぼ確定。6位~15位までが混戦だった。
出場を予定している大阪大会は苦手なレース。急遽ドバイ大会出場を決める。
ここで一桁入賞を達成しておくことで、万が一大阪大会で転んでも上位に食い込めると踏みました。

次回 シーズン後半戦

Related posts