バーティカルランニング北海道初上陸
バーティカルランニング北海道初上陸
~さっぽろテレビ塔~
2020年11月3日、ついに階段レースは北海道へと進出した。
世界各地で開催されるバーティカルランニングは、それまた著名な建造物で開催される。
当スポーツの起源であるエッフェル塔をはじめ、エンパイアステートビルや上海タワーなど、
主要都市の最高峰で開催されるのがこのスポーツの魅力のひとつ。
日本最高峰あべのハルカスでの大会は2016年から世界大会に指定され、
国内におけるバーティカルランニングの波は、ついに北海道にも押し寄せた。
大会HP http://www.i-sam.co.jp/sapporo-vr/
▌さっぽろテレビ塔
北海道札幌市のシンボルといえば、間違いなくこのテレビ塔だ。
日本のシンボルといえば東京タワーをはじめ、スカイツリーといった電波塔だが、
世界的にも電波塔などのタワーで開催する例が多くなってきている。
437段、高さ90mの短いコースながら、外の景色を楽しみながら登れる階段は数少ない。
風を感じながら登ることは、日頃閉鎖空間でトレーニングを積んでいる選手にとってありがたいコースだ。
更に北海道民は色物レースが好きだ。
大倉山ジャンプ競技場を駆け上がる「Redbull400」や、ゲレンデを一気に駆け下る短距離走など、
一風変わった大会が開催されることを知ると、こぞって参加する傾向がある。
現に当大会のエントリーが開始されると、瞬く間に定員締め切りとなった。
▌2本の合計タイムで争う
通常と異なるルールが、1本でのタイムではなく2本の合計タイムで順位を決定するシステムだ。
比較的短いコースで採用されるケースが多く、2本目までどう過ごすかが鍵となる。
11月の北海道ともなれば、東京の真冬並みの気温となることがある。
慣れない地、慣れないコースでの開催に身体を順応させ、初代チャンピオンの座につきたいところ。
▌大会の裏側
実はこの大会、昨年から開催の話は上がっていた。
コロナウィルスの関係もあり延期に延期を重ね、ようやく開催にたどり着いた。
そして私自身初となる、大会競技規則やコースプロデュースに関わることとなった。
バーティカルランニングのレースは今年第1戦目。
ようやく開催されるワクワク感と、優勝への重圧を楽しみながらレースに臨みたい。
以上