Vertical World Circuit 2019~シーズン~後半戦
全7戦が終了した時点の世界ランキングは8位。いよいよ後半戦へ突入する。
が、思わぬ展開が起きる。当初は全11戦を予定していたが、最終戦である香港大会の中止が発表された。
獲得ポイントの高いボーナスレースである香港大会が中止になったことで、大阪大会が最終戦となる。
その上、獲得ポイントも上がる為、参加選手層が厚くなることが予想された。
ドバイ大会への参加は最良の手段だったと胸を撫で下ろした。
※Vertical World Circuit
VWC全10戦のうち最大5戦の獲得ポイント総合計で争う
ポイント獲得対象レースは、出場したレースの上位成績最大5戦
ソウル・ミラノ・ホーチミン・パリ・ニューヨーク・ロンドン・北京・上海・ドバイ・大阪
▌10月25日 VWC第9戦UAE・ドバイ ~Jumeirah Emirates Tower(265m) 52階 1,334段~
上海大会から中5日での超過密スケジュールの中、気温35℃のドバイへ乗り込む。
砂漠地帯にドカンと聳えるのは、世界最高峰の超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”
いつか世界各地の著名なビルを登る瞬間が来ることを夢見て、
顔馴染みとなった海外選手と言葉を交わすのが恒例となった。
レース会場は5つ星ホテルで有名なエミレーツタワーズホテル。世界の富豪達が集まる超高級ホテルだ。
階段内は蒸し暑く、外気温と変わらない程汗が噴き出てくる。
レースはスタートから大激戦で、階段入り口までの150mはポジション争いで激しく身体をぶつけ合った。
「何がなんでも一桁入賞」と心に誓って参加したレース、死に物狂いでゴールに駆け込みました。
結果は9位で、暫定ランキングは7位に浮上。最終戦に弾みをつけて、いよいよ最終戦を迎える。
▌11月10日 VWC第10戦日本・大阪 ~あべのハルカス(288m) 59階 1,610段~
最終戦は日本最高峰あべのハルカス。世界14カ国から40名のバーティカルランナーが集結。
前日の競技説明会からこれまでに無いピリピリ感が伝わってきた。
スタート前の選手紹介からイベント感溢れる演出があり、大会の盛り上がりも最高潮に達していた。
レースはスタートからハイペースで進む。
トップ集団がオーバーペースで自らのペースを崩し始め、順位がめまぐるしく入れ替わった。
私は集団後方から先頭を伺うようなプランでしたが、思った以上にペースは速く、案の定失速。
それでも後半に立て直し、コースベストでフィニッシュ。
最終戦は22位となり、ポイントこそ入らなかったものの、年間ランキングは8位で終了。
2019年、なりふり構わず挑戦したワールドシリーズ。
年間ランキング10位以内を目標に走ってきた結果、想像以上の成績で大満足のシーズンとなりました。
海外でのバーティカルランニング事情は活発で、多くの大会が開催されている。
そして海外勢の競技への取り組み方等、知り得た情報は非常に多い。
結果以上に多くを学ぶことのできた2019年はこれにて終了。
2020年のレースカレンダー発表が待ち遠しい。