ラクロス納め、ラクロス始め
コラム(2020年1月分)
ラクロス納め、ラクロス始め
年末年始、各大学やクラブチームの練習がオフになりラクロス界で言うオフシーズンとなります。ラクロスはシーズンが長く、夏から冬にかけてずっとシーズンとなります。夏の初戦に間に合うように春から練習を行うため、実質オフシーズンは12月末~1月末までくらいの1ヵ月といえると思います。
そんな短いオフにもかかわらず、ラクロスをやっている人たちはオフシーズンでもラクロスをしているんです。
(私がラクロスを始めた時からこの文化はあったので、きっと昔から変わっていないんだろうなと思います!)
オフシーズンである年末年始、各大学の空いている時間帯にミニゲーム大会や練習会を開催するのです。そこに参加するのはどの大学でもどこの地域の人でも問題ありません。
とにかくラクロスしたい人たちが集まってラクロスをするというただそれだけなのですが、年末年始は毎日ひっきりなしにどこかしらでイベントをやっていて、各イベントに50人以上の人が集まり大いに盛り上がるのがラクロス界ではよく見る光景なのです!
私自身は年末年始、祖父母のいる京都に毎年帰るようにしているのですが、その片手にはもちろんクロスを持って京都に向かいます。
全国各地で年末年始のイベントを行っているため、関西でも12月31日に「大晦日ラクロス」があるのです。もちろんそれに参加するために、クロスを持って京都に向かっています!
100人程大晦日にグラウンドに集まりラクロスを好きなだけする、そんな幸せな時間を過ごしています。
そして私にとって大晦日ラクロスは、一年の締めということだけではなく、多くの人との出会いの場にもなります。いつもは関東でラクロスをしているため、関西の大学のみなさんとラクロスをするきっかけをなかなか得ることができません。大晦日ラクロスはいつも初めましての人ばかりです。大晦日ラクロスで出会った方と、関東で会うことがあったり、試合の応援をしたりと大晦日ラクロスからラクロスのつながりが始まることも多くあるのです。
こういった環境は他のスポーツにはないんじゃないかと思います。レベルや年齢関係なく、ラクロスをしたい人たちが集まってラクロスをする。当たり前のことの様で、とても素晴らしいことだなと感じています。「ラクロスが好き」ということだけでつながり合い、練習やイベントを行うこの環境を、ラクロスのいいところだと多くの人に伝えたいです。オフシーズンにもラクロスをすることがスキルアップにつながることはもちろんありますが、それ以上に自分自身のラクロスへの愛を感じる年末年始に毎年なっています。