これまでの半生#9
皆さんこんにちは。
前回の続きを書きたいと思います。
夢だったRIZINの舞台に上がれたが、舞い上がり過ぎて緊張で全く良いとこ無しで敗戦を喫した時から5ヶ月のスパンで再びROAD FCからのオファーを頂く。
相手はブラジル人選手でKO連発の強豪です。
ライト級次期挑戦者決定戦と銘打たれた試合であり、ROAD FCでの4連勝を賭けた大切な試合でした。
戦前の予想では相手選手の勝利予想が関係者含めて大半でしたし、実際にそういった類いの質問も受けていました。
ですが個人的にはそう言う状況の方がやりたくなると言うか気持ちが上がる性格なんです(笑
RIZINでの戦いのダメージもそれほど深くは無かった為、少しの休息後に再び激しいトレーニングを再開致しました。
そして迎えた試合当日。
相手は強い。
自分でも分かるくらいでしたが、不思議と負ける気がしませんでした。
これ個人的にかなり珍しいんですけどね(笑
いつも弱気なので。
試合始まって想像以上のプレッシャーを感じる打撃…
かなり重たいローキック…
コレはヤバい…と、本能が教えてくれました。
でもこれは逆に良い事なんです。
この打撃はヤバい。←これって、打撃がヤバいんだからこれ以上付き合ったら危ないってのがわかりやすいですよね。
下手に打撃で打ち合えてたりしたら俺も調子に乗っちゃって打ち合ってぶん殴られて負ける…みたいなのが過去にもあったし。。
とにかく相手の竜巻のような打撃のおかげで?試合中に自分のやらなきゃいけない事がハッキリしました。
2Rに入り序盤から竜巻のような打撃に正直効かされるも、なんとかテイクダウンを奪い寝技へ。
相手のフィジカルも凄まじかったですが、ここで諦めたら終わりだと自分に言い聞かせて攻め続ける事ができ、腕ひしぎ十字固めからの三角締めでなんとか1本勝ちをもぎ取りました。
この時の会場の雰囲気は今でも忘れられません。
本当に勝ったり負けたりを繰り返しながらですが何とか1歩ずつ前に進んでいるなと思う一勝でした。
そしてこの勝利を収めた事で、ROAD FCライト級王者次期挑戦者へと選ばれる事になりました。
この勝利から2ヶ月半のスパンでチャンピオンへ挑戦と言う、激動の1年を過ごしていました。
前戦のブラジル人選手との試合では大きな怪我も無く、再び練習へと取り組む事が出来ていましたが、昔から騙し騙し付き合って来た古傷は自分の気付かない間に悲鳴をあげていたみたいです。。。
試合までの練習はなんとかこなし、試合を迎える訳ですが
試合までの間にやはり海外の団体で団体のチャンピオンはその国の選手であり、自分は言わば外敵であるわけです。
トラッシュトークなどには全く不慣れな自分ですが、やはりタイトルマッチで外敵だとトラッシュトークも凄いわけです。
しかし基本的にはそう言うのを気にしない性格が功を奏して受け流す事が出来ましたし、その時の自分の受け答えが好感を得たようで、応援してくれる海外ファンの方も少しずつ増えて行きました。
そうこうしているうちに試合当日を迎えます。
では続きはまた今度書かせていただきます〜^ ^
宜しくお願い致します!