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オランダ

ウインドサーファー尾川潤の第11回目のコラム
『オランダ』
 海外遠征コラム第6弾は、2016年にオランダで行われたナショナルフェスティバルに出場したときのお話です。この大会は、日本で言うところの国体のようなもので、オランダ国内からはもちろん、ヨーロッパの各国からトップ選手がたくさん集まる大会です。オランダには、オリンピックで2年連続金メダルを獲っているスーパースターがいます。その選手の近くで技術を学べる絶好のチャンスだと思い、日本から遥々と現地へ向かいました。
 いつもの遠征のように、自家用車に大量のウインドサーフィンの道具を積み込み空港へ向かいます。空港に着くと、チェックインカウンターへはエレベーターを何往復もすることもあります。あらかじめオーバーサイズの荷物予約をしているので待ちわびたように笑顔でお迎えをしてくれるグランドスタッフのお姉さんには毎回癒されています。そして、毎回聞かれる「何の競技ですか?」というびっくりした様子の質問にも慣れたように優しく受け答えをして、無事に搭乗手続きの完了です。そこから、アムステルダムまでは直行便の飛行機に乗り、約12時間の長旅です。
 今回の旅は、アムステルダムからレンタカーを借りて道具を積み込み、約1時間走ったところにあるメデンブリックという街を目指します。この街は、人工的に造られた堤防により海から切り離されてできたアイセル湖の湖畔に位置しています。湖は茶褐色に濁っているし、湖畔はアヒルの糞まみれで、周りには牛や羊がいる牧場がいっぱいあり、内陸からの風が吹くと大量のハエが飛んできて口も開けられないという、決して快適や綺麗とは言えない環境下でした。
 ここで、このオランダ遠征中のオフの日の過ごし方を簡単にご紹介しようと思います。基本的に遠征中のオフは1日ぐらいしかないので近場で行けるところを探します。今回は、オランダといえば水車ということで、探して回りましたが、ちっちゃいしょぼいのしか見つからず。オランダといえばチューリップ畑ということで車を走らせましたが、警備員さんに季節が違うから咲いてないよ、と言われ、帰宅。仕方なく、アムステルダムの街を散策することに。歩いていると、二人組のラリったお兄さんたちに、大麻(オランダでは合法)を売りつけられそうになり、さすが水の都というだけのことがあって、川を中心に街が広がっていて、自転車大国のこともあって川に投げ込まれた自転車を回収している船を見たとき、オランダに来たなーと実感することができました。←

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