これまでの半生#8
皆さんこんにちは。
前回は遂に憧れの舞台へ立つところまで書きましたね^ ^
桜庭和志選手に憧れて始めた格闘技で遂にその憧れの選手と同じリングに立つところまでやって来ましたよ。
地元福山まで煽りVTRの撮影にも来て頂きました。
そして対戦相手は元UFCファイターのダロン・クルックシャンク選手でした。
UFCでもかなりの戦績を残していた選手で世界レベルとの対戦に不安よりもワクワクの方が勝ってしまうのは職業病ですね(笑
前回の試合から約1ヶ月と言う短いスパンでしたが、怪我もなく試合を終えれたこともあり、ダロン・クルックシャンク戦へ向けてすぐに追い込みを始めました。
スパンが短かったですが、モチベーションはかなり高く集中力も継続でき、仕上がりはとても良いものとなりました。
試合前日から撮影やポスターサインなど色々やって迎えた試合当日。
今思えば何やってんだ…と自分が嫌にもなりますがあの時はあの時で仕方ないとも思います、、、。
全選手入場で大歓声の中をあの花道を手を振って歩き、自分の試合までスタンバイし、いざその時がやって来る。
バックステージで入場前にスタンバイしてた俺はそれまでの事が次々と脳裏をよぎりました。
格闘技を知った時、格闘技を始めた時、何度も何度も挫折を繰り返した事。
それでもやってりゃここまで来れたんだって事。
なんだかんだ色々な思いが頭を駆け巡り、感極まって入場前に涙してしまいました。
ですが、そこは嫁でありセコンドでもある世界で戦って来た藤井惠に喝を入れられて気合いも再び入りスイッチオンに。
アップでの動きもバッチリでリングインへ。
とにかく一歩も引かない。
一歩も。
引かない。
………ただそればかりが頭の中を巡ってしまい自分のパンチもあたり相手に鼻血を出させましたが結果は1RTKO負けでした。
とにかく後ろに下がらない。
そればかり変な気合いの入れ方になってしまい全く本来の動きをする事が出来ませんでした。
何というか…夢の中に居るような感じと言うか。
結局体が固かったです。
とにかくファイターとしては失格ですよ。
ホントに試合後は何やってだ自分は…と嫌にもなりました。。。
夢の舞台に立つも、舞い上がり力を出し切れず終わる。
そんな大失敗も自分の格闘技人生の1ページでした。
そんな敗戦の約5ヶ月後に再びROAD FCからのオファーが舞い込んで来ました。
相手は当時1敗しかしていなかったバリバリのブラジル人ファイターでした。
ROAD FCでも次から次へとKO勝利を挙げていたかなりの強豪選手との対戦オファー。
ROAD FCだと3連勝中、RIZINで1敗しましたが、、、。
そして4連勝を賭けた一戦です。
ROAD FCのライト級王者への次期挑戦者決定戦とも銘打たれたこの試合で復帰を目指しました。
続く〜