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フランス・マルセイユ

ウインドサーファー尾川潤の第17回目のコラム

『フランス・マルセイユ』

 海外遠征コラム第12弾は、2018年フランスのマルセイユというところで開催されたワールドカップのシリーズ戦に出場した際の遠征記です。

 ワールドカップは参加人数が限定されているため、世界ランキング順にインビテーション(招待状)が届くようになっています。選手のキャンセルが相次ぎ、僕の順番まで回ってきたのが、前回のメキシコ遠征中のときでした。滅多にないチャンスに行きたい気持ちが高まりました。しかし、そのスケジュールがメキシコから帰国して4日後には出国しなければいけないものでした。急遽、所属先に承諾を得るメールを飛ばし、許可をおりるとすぐさまフライトを調べ、宿泊先も探すことになりました。いつもながらですが、全て自分で手配します。道具の積める便や乗り継ぎ便などを調べ、見積もり書を作成、所属長に転送。メキシコの大会に参加しながら次の準備にも大忙しでした。

 さて、そんなマルセイユという町は、フランス南東部の地中海に面していて古くから貿易の町として栄えたフランス最大の港町です。そしてこの町は、2024年のパリオリンピックのセーリング競技の会場に決定したばかりの場所でもあったので、ヨットハーバーやその周囲はとても盛り上がっていました。

 この町で面白いなと思ったところは、町中どこでも自転車を無料で乗り回すことができるということでした。いたるところに専用の自転車スタンドがあり、事前に登録したIDとパスワードを入力しないとロックが外れないというものでした。1回の移動で30分以内であれば、次のどこのスタンドに返却しても無料で利用できるので、マップを見ながら目的地までの途中のスタンドを経由しながら町中を移動することができました。ただしスタンドが埋まってしまっていると返却できないので空いているところを探し回ったり、時間との戦いでハイペースに漕がなければいけなかったり、意外と良いトレーニングにもなりました。こんなサービスをこれからオリンピックが開催される日本にも誘致できたら観光客が色んな競技会場を行き来するのに便利なのに、と感じました。

 そして、噂では聞いたことがある人もいると思いますが、フランスにはヌーディストビーチがあるということ…。まさか、と思いながら宿からすぐのビーチにクールダウンをしに泳ぎに行ったときのことです。結構たくさんの女性が上半身裸ではありませんか!!見慣れない景色に、目のやり場に困ってあたふた。。。果たしてどうして日本にはこんな素晴らしいビーチがないのでしょうかね←

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