自分に向き合う
コラム(2020年5月)
自分に向き合う
まるまる2か月間チームとしての練習は自粛しているため家の近くでのトレーニングや自主練習の毎日を過ごしています。この期間私にはとても自分自身を見つめなおすとてもいい時間を過ごすことができています。なにか成長している、変化しているといったいい時間というわけではありません。自分の長所、短所を改めて見つめなおし自分のマインドをうまくコントロールしていけるようになっているなーと、そんないい時間を過ごしています。
自分に向き合うというのは、自分自身を受け入れるということだと思います。その中で、変えるべきところ変えたいところがあるならば、どうやって変えていこうかということを考え始めること。逆にぶらしたくないことは何なのかというのが少しずつ明確になってくることが向き合っている証拠だと思います。
私は少し大人になったのか、今までは短所をなるべく見ないふりをして、見栄を張ったり強がったりしていた部分がありましたが、今は逆に自分のキャラクターとして受け入れることができるようになりました。もちろん受け入れるだけではなく、どう扱うかというところまで!例えば私はちょっとガサツなんです。料理をしていても味見を最後しないとか…、盛り付けまでこだわらないとか…少し手を抜いてしまうところがあります。今までの私なら、「ガサツなんです」なんて言えませんでした。しっかりものを演じてしまっていたと思います。でも今は、短所を把握しているので「ガサツ」こそが自分のコントロール材料になるのです。そのためこうやって言葉にすることができます。
長所と短所は表裏一体です。一つの物事に対してもきっと長所の自分も短所の自分も出てきます。短所の自分が出てくるのを忘れずに、短所が先行しないように気を付けてあげようと思っています。こんな風に自分自身の性格や人間性を見つめるきっかけはゆったりとした時間がなければなかったと思います。スポーツは人間性と人間性のぶつかり合いだと思っています。どちらが自分のこと、チームのことをわかっているか、そしていい状態を繰り広げられるか。そんな戦いだなと感じることがとても多いです。だからこそこうやって自分自身に目を向けられたことは、競技に直結してくるはずです。ラクロスをできていない毎日でもラクロスがうまくなるチャンスが広がっていました。2020年があったからまた一歩成長できたといえるシーズンにしたいと思います。