【5月の世界大会は延期になってしまいました】
まず、5月の世界大会ですが新型コロナのため大会が延期になってしまいました。
延期の時期は8月になりました。
しかしオリンピックも延期となったためおそらくは8月の世界大会も延期、もしくは中止になるのではないかと思っています。
そしてもう一つ残念なことがあります。
世界大会4冠にむけて2月、3月と今までのトレーニングとは違い、世界大会を戦い抜く体力をつけるためのトレーニングをしっかりしてきました。
しかし世界大会は今年からオープンとマスターズの両方はエントリーできなくなりました。
なので年齢区分のあるマスターズは出場せず、本当の世界チャンピオンを争うオープンでしっかり勝てるように練習していこうと思います。
そう思うと去年の東京であった世界大会が唯一の世界4冠を取れるチャンスでした。
しかし去年の世界大会では日本パワーリフティング協会の選考基準が無茶苦茶だったため、代表選考会で勝っても世界大会に出場の権利を得ることができませんでした。
その理由はたくさんの日本人選手を日本である世界大会に出場させたいためと言うことでした。
なので、4つの世界大会の出場の権利を得ても出場できるのは2つまでとなっていました。
それでも来年は出場できると思い1年我慢してきましたが、その夢もかなえることはできなくなりました。
そこに新型コロナの影響で試合が一体いつあるか分からない状況になってしまいました。
いろいろとアスリートにとっては大変な時期ですが、自分は自分が今できることをしっかりやっていこうと思います。
今自分ができる事はいつ試合があっても万全の態勢で試合ができる体作りをすることです。
何故か今回は世界大会が4つ必要できない知らせを聞いたり、新型コロナで大会が延期になった知らせを聞いたときもモチベーション切らさずに練習することができています。
いつもなら試合の延期を聞いたりすると一旦モチベーションが下がって体をしっかり休めるようにしています。
ではなぜ今回はモチベーションが全く下がらなかったのかと言うと、いつものように1つの試合に向けて全力投球をしていないからです。
全力投球をしていないといっても全くダラダラしているわけではなく、無理なくしっかりは練習しています。
最近気づいたのですがこの無理なくしっかりすると言うことが、実は1番大切なのかもしれません。
全力投球をするとどこかで絶対体が壊れてしまいます。
しかし無理なくしっかりとした練習は体が壊れることもなく、さらにはモチベーションが上がったり下がったりと言うこともなくなります。
アスリート全体に言えることだと思いますが、体が壊れるとどうしようもなくなります。
体が壊れると下手をすると引退と言うことになります。
引退まで行かなくともモチベーションにはかなりの影響が出てきます。
無理なくしっかりとした練習はアスリートにとって最悪の怪我で引退、その次に良くないモチベーションの上下と言うことをなくします。
去年の世界大会までは全力投球で頑張ってきましたが、その後長いオフ期間をとりました。
そして練習を再開したときに無理なく楽しく競技生活をやっていこうと再度確認しました。
それが功を奏してコロナで大会がどうなるかわからない中、モチベーションを切らさずに練習できています。
本当に大会はいつからできるようになるか分かりませんが、いつ大会があってもベストなコンディションで仕上げれるようにこれからも練習に励んでいきます。
その前に全人類がコロナに打ち勝つ事を願います。