これまでの半生#最終話
皆さんこんにちは。
最初から読んで下さってる方はいよいよ最終話になります!
これまで読んで下さってありがとうございます。
骨折→入院→手術→退院から約1年後に再入院→抜釘手術→退院を経てようやく終わりました。
その間に手の手術なども行ってます。
前回話したように辞めた方がいいのか…と言う思いも頭をよぎりました。
しかし自分の中でこのまま終わってもいいのか?と言う思いがずっと葛藤していました。
そんな思いの背中を押してくれたのが家族の言葉でした。
あれだけの怪我や手術を目の当たりにして、これから先続ける事で何があるか分からない状況の中でも俺がやりたい事ならやれば良いと言ってくれました。
その言葉に背中を押されて再びリングへ戻る決意を固めました。
練習再開したものの、気持ちは十分だけど思いとは逆に身体の劣化に当初は愕然としました…
自分の感覚と身体のズレがものすごく大きかったのを覚えています。
どの競技でもそうだと思いますが、その刹那で考える時間は無くほとんどが感覚だと思います。
そしてその感覚を瞬時に身体が反応して動いてくれるまでのスピードがより良いパフォーマンスを生み出してくれると思います。
なので練習再開当初は感覚と身体のズレがものすごく大きかったのでかなり焦ったのを今でも忘れません。
その焦る気持ちを持ち前のポジティブさでカバーして、格闘技を始めたばかりの頃のつもりで全て一から頑張ると思いやり始める事にしました。
そのお陰か身体も少しずつ動くようになり、1年後くらいには怪我をする前とはいきませんがかなり感覚も戻ったと思います。
自分の怪我は顔面骨折だったのでやはり視力の回復というか、目の動きの回復にかなりの苦労がありました。
日常生活を送るにあたっても当初はかなりの不便さが感じられていました。
日常生活で不便なのだから格闘技なんかやったらもっと違和感があるわけです。。
その眼球運動の地味なリハビリも自分なりに努力を続けて少しずつ回復していきました。
怪我から2年8ヶ月経った今でも怪我をする前のような状態ではありませんが、戻す事の出来る最大限までには戻ってくれたと思います。
それこそ見え方が100%戻った訳では無ければ、より感覚が大切になって来ました。
練習の強度も怪我をする以前まで戻り、その練習の中で自分の動きに対する感覚も研ぎ澄まされ、今の身体の状態の中での最大の感覚まで引き上げる事が出来ていると思います。
さぁいよいよリングへ戻る事が出来るのか!?
と言う気持ちになった矢先に、世界中がコロナ禍となり格闘技どころでは無いような生活が始まってしまいました。
ですが、仕事も格闘技の格闘技が全ての自分にとってはそんな世の中でも格闘技から離れる選択肢は無く出来る事を少しずつずっと続けていきました。
必ず戻って来る。
その想いだけで続けて来れたようなもんです。
自分でもこのコラムの連載の最後がこう言う形になるとは思ってなかったですが、2021年
怪我をして3年弱、遂に復帰戦が決定しました。
再びあの中に戻る日が来ました。
またあの闘いの中へ。
諦めないで良かった。
心折れないで本当に良かった。
復帰戦、勝つか負けるかは分からないですが、悔いの無いように全てを出して来ます。
諦めなければ想いは叶う。
ありがとうございました!!