改めて感謝

2020年11月

改めて感謝

特別大会のプレーオフが始まりました。リーグ戦で4位以上だったチームが参加することができる勝ち上がり式のトーナメント戦です。私のチームはリーグ戦3位で通過をしているため、先日リーグ4位とプレーオフ第1戦を行い勝利を収めました。11月末にリーグ2位との試合があり、その試合に勝てば12月初めに決勝戦となり、今シーズンが終了します。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大もあり、大会自体も3ヶ月遅れてでスタートしました。チームの練習も約3ヶ月自粛期間があり、2020シーズンは当たり前が当たり前ではないと再認識するシーズンとなっています。

ただ、慣れというものがあるのか「ラクロスをできる」「練習ができる」「試合ができる」ということに感謝している毎日だったのに、どこか当たり前に戻っているような気がしています。だからこそ、自分で「当たり前じゃないんだ」と言葉にして、常に感謝の気持ちを持ち、今出せる最大の力を発揮することに拘らなければならないんだと思っています。

自粛期間のもどかしさ、久しぶりのチーム練習、できるかわからなかった試合の開催、チームで勝ちに向かう楽しさを改めて実感したあの日、1日1日が今年は本当に特別で、奇跡の連続なんだと思い返し、そして感謝し、気持ちを入れ替える。自分でそうやってしない限り、当たり前に戻っていってしまいます。こうやって感謝をし続けること、ラクロスできることへの喜びを噛み締めること、去年まではここまで強く思っていなかったなと正直感じています。やっぱり当たり前になっていた部分もありますし、ラクロスができなくなるなんて考えもしていませんでした。

2020シーズンが再スタートするときに「2020シーズンがあってよかったって言えるシーズンにしよう」と思っていました。すでにこうやって当たり前じゃないことを再認識できたことが今までの選手生活の中で一番のプラスになっていると思いますし、自粛期間にトレーニングを今まで以上にしたことでプレーの質も思っていた以上に上げることができています。あとはこれからのシーズンがどうなっていくか、どうできるか次第だと思っているので、今年があってよかったと10年後の自分も言えるように過ごしていきたいと思っています。

まだまだ気を緩めることができない毎日ではありますが、そういった日々の中でこのように自分自身と向き合い、ラクロスに向き合い、そして人生と向き合えている日々に感謝しています。